日 時 令和6(2024)年9月7日(土)14:00~16:00
場 所 佐賀市アバンセ第1研修室
開会の挨拶 女性参画研究会・さが 理事長 山﨑和子
来賓の挨拶 アバンセ館長 田口香津子さん
司会 女性参画研究会・さが 副理事長 内田信子
参加者 62名(塾生9名を含む)
講師 パリテ・アカデミー シニアトレーナー町田彩夏さん
演題 「女性議員を増やすために今私たちができること」
閉会の挨拶 女性参画研究会・さが 副理事長 内野さよ子
町田さんは私たちが迎える講師としては最年少の29歳。政治に関心を持った原体験は高校1年生の時だそうです。生徒会長に立候補した際、選挙管理委員会の教師から「女で高校1年生のくせに生徒会長に立候補するなんて生意気だ」と言われたこと。同世代の女子が同じような体験をしていたことから、こうした理不尽な固定観念や差別、偏見は社会制度がそうせていると気づきます。
そこで全国高校生徒会大会に加わり「ブラック校則」と闘ったり投票可能年齢の18歳への引き下げ運動などに携わります。ツイッターで見つけたパリテ・アカデミーの連続講座に加わり、同じ方向を見つめる人と連帯する大切さを知ったそうです。
おかしいと感じたときの不満や怒りの種火を絶やさず、諦めず同じ志をもっている人とつながることで社会を変えていきたいと語ります。
社会を変えるためには勉強会や講座に参加する、行政の取り組みを調べ陳情やロビー活動を行う、法改正を求めるなどの方策があると提案してくれました。そして最後に「皆さん1人1人が社会を変える力を持っていることを忘れないで欲しい」と結びました。
町田さんのみずみずしい感性が捉える日常のモヤモヤエピソードはパンチが利いていて、参加者の皆さんは「あるある」と大きくうなづいていました。質疑応答タイムでは、講演への賛辞が送られると共に「若い人たちに政治に関心を持ってもらうにはどうしたらよいか」など次々に質問が飛びました。町田さんは1つ1つに丁寧に答えてくれました。
フロントに立ち、SNSなどで攻撃を受けて絶望と向き合ったという町田さんの「真逆の立場の人を説得するより理解者と手をつなぐことでストレス少なく進むことができる」という発言にはとても重みがありました。
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