日 時 8月24日(土)13:45~16:30
場 所 佐賀市 アバンセ第2研修室
参加者 塾生8名、聴講生3名
(他スタッフ12名)
本日のスケジュール
・「地元議会を調査研究」についての説明 事務局
・講義 「議員に今こそ問われる~セクハラとは何か?~」
講師 甲木 京子さん(一般社団法人女性と子どものエンパワー
メント研究所運営委員、元アバンセ事業部長)
セクハラの具体的な事例やそれを防止するための法的な規制についてお話しいただきました。特に全国的に注目を集め、女性への損害賠償を勝ち取った「福岡セクシュアルハラスメント裁判(1989年~1992年)」については、支援した甲木さんだからこそ語れる内容で、塾生や聴講した佐賀県内の女性議員、アバンセの職員の皆さんが集中して聞いておられるのが印象的でした。この裁判はまだセクシャルハラスメントという言葉の認知度が低い中、弁護団が性差別を掲げて裁判に臨み、世論や支援者の広がりが全国的に注目を集め、日本の女性史に残る出来事となりました。また2021年に福岡県内での女性議員への深刻なセクハラ被害事例がメディアで取り上げられ、県議会での議論の高まり、決議を経て、翌年、議員提案で「福岡県における議会関係ハラスメントを根絶するための条例」が成立施行されたことは、参加者にとって大いに学びとなったようです。この条例が福岡県議会にとどまらず、市町村との連携を行っていることは画期的との声があがっていました。
さらに、セクハラにあった時の対処法を個人、支援者、個人で解決できない場合(弁護士への相談や裁判)に分けて具体的に教示下さり、泣き寝入りしないための方法としてメモやメール、誰かに相談した内容が証拠能力を持つので残すようになどのアドバイスがありました。
甲木さんは最後に「セクハラの深刻さを理解し、支援するときは(自分事として)支援して欲しい」と呼びかけられました。
塾生からは「先輩方がセクハラと闘ってきた歴史があって今日があることが実感できた。」「自分も行動していきたい」などの感想が寄せられました。
次回は公開講座となっています。政治アイドル・町田彩夏さん(パリテ・アカデミー シニアトレーナー)」を講師に迎え「女性議員を増やすために」、今私たちができること」をテーマにお話しいただきます。ふるってご参加いただきますようお願いします。
お申し込みはホーム画面のQRコードもしくはメール、FAXで
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