さが・女性政治塾2024 開講式
日 時 令和6(2024)年6月22日(土) 13:45
場 所 アバンセ4階第2研修室
NPO法人「女性参画研究会・さが」は2024年6月22日に3期目となる「さが・女性政治塾2024」の開講式を行いました。今回は10名の申し込みを頂きました。毎月1回のペースで7回の講座を行い、9月は各人の地元議会を傍聴してもらう予定です。
協力団体の佐賀女子議員ネットワークの盛泰子代表や佐賀県男女参画女性の活躍推進課の横田英治課長、佐賀県立男女共同参画センター・生涯学習センターアバンセの本村孝司管理部長などからの祝辞のあと、スタッフを紹介。受講者1人につき3人がサポートできる手厚い布陣ですねと温かい笑いが洩れました。
受講者が1人ずつ自己紹介と参加理由を述べましたが、大部分が議員を目指していて、主催者として大変心強く思いました。
さが・女性政治塾2024 第1講
日 時 令和6(2024)年6月22日(土)15:30~16:30
講 義 「なぜ女性議員が必要か」
講 師 久留米市議会議員 藤林詠子さん
藤林さんは武雄市出身で久留米市で議員になって6期目で22年目。精神保健福祉士の仕事をしていましたが、応援していた車椅子の議員の後継として出馬を決めたそうです。3人の子供を育てる中、「女性のための政策参画入門講座」(久留米市主催)のチラシを見たのが具体的なきっかけ。ママ友、子ども会、PTA、生協、ボランティア、市民活動団体との交流を大事にしてきました。
議員になって感じるのは「市民活動や福祉・子育ての話が、あまり議論されていない」「福祉予算は多いのに、福祉がわかる議員が少なく、当事者不在で議論されていることが多い。例えば障がい者の支援は個別支援で頑張っても、支援メニューが乏しいと利用しづらい」など。
印象に残った藤林さんの言葉として「コロナや天災は平等にやってくるが、その影響と生活再建は不平等であり、不平等を埋める政策を行わねばならない」「障がい者の立候補は障がいのある人のためにもなる!」「市民相談に訪れる8割は女性であり、女性議員が多いと、相談できる女性が増えるということでもある」。
受講者からも質問が相次ぎ、活発な議論となりました。藤林さんはこれまで議員を目指す多くの女性たちを支援し、当選に導いており、受講者は大いに勇気をもらった様子でした。次回は7月20日。特定妊婦や赤ちゃんを支える取り組みについて福岡産前産後母子センターのセンター長にお話を伺います。
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